【産業編】沼津市の産業と地域おこし協力隊・地域商社としての活動テーマ検討

地域商社

こんにちは、当ブログ運営者のいまちゃんです。

私は2023年の5月に静岡県沼津市に移住して、地域おこし協力隊として活動をしています。活動テーマは「地域産品の販路拡大・付加価値向上」です。協力隊活動の代名詞として「地域商社 Aquamarine Numazu」を立ち上げ、活動を進めています。

私が2023年の5月から活動を始めて、最初にぶち当たった壁が「活動テーマが広すぎる」という問題。

「地域産品の販路拡大・付加価値向上」というフレーズはかっこいいのですが、「地域産品」と言っても一次産業の資源から無形の観光資源まで幅が広いですし、「付加価値向上」の選択肢だって本気になって考えれば無数に出てくる可能性があります。

そこでまずは、地域おこし協力隊・地域商社としての活動が迷走しないように、「沼津市にある産業の魅力ってなんだろう?」「地域おこし協力隊として切り込める分野はなんだろう?」と考えてみることにしました。

今回はそんな頭の整理をまとめた記事になります。

本記事の簡単なまとめ

  • 沼津にある産業
    →大きく農業・水産業・商業・観光業の4分類に整理
  • 地域おこし協力隊・地域商社と親和性の高い産業
    →農業と観光業ではないかと推測
  • 農業と観光業のどちらをテーマに据えるか
    →あえて絞らずに農業と観光業を掛け合わせていきたい

沼津にある産業

沼津の産業について、農業・水産業・商業・観光業の4つに大別して頭の中を整理してみました。細かく分類しようとすればいくらでもできてしまいますが、まずはざっくり自分なりにまとめていきます。

農業

沼津の農業は、市の北部ではお茶の栽培が、市の南部ではみかんの栽培が盛んです。ただ、市役所の方々や事業者の方々とお話しをしていると、お茶もみかんも今は廃れてきてしまっているそう。

お茶という農産物は西から順番に成熟していくらしく、沼津が静岡県内で東部に位置しているという事実が既にハンデとなってしまっているとか。静岡県内では、掛川茶や川根茶がブランド茶として成功しているものの、沼津茶はその後塵を拝している状況です。

みかん農家も後継者不足が深刻で、就業者の平均年齢は上がっていく一方です。沼津生まれのブランドみかん「寿太郎」が有名ですが、収穫してから1~2ヶ月は貯蔵庫で熟成させなければならず、その手間がかなり負担となっています。

しばらく前から一次産業の業界では「6次産業化」というフレーズが賑わっていますが、現実問題として、日々農作物の生産に必死に取り組んでいらっしゃる方々が、プラスアルファで6次産業化を試みるのは時間的にも体力的にも厳しいのだろう…と感じています。

沼津で育った農作物は本当においしいので、外から来たばかりのよそ者視点だと、「せっかく素晴らしいポテンシャルがあるのにもったいない…」という想いになります。

水産業

沼津といえば沼津港!という人も多いはず。何を隠そう私も移住する前は沼津=お魚、という認識でした。

沼津は日本一深い駿河湾に面しているため、水産資源が非常に豊富な街です。アジやタイ、タチウオにサバ、メギスを始めとした深海魚…。とにかく色々な魚が取れる印象です。日本一生産量の多い養殖アジをはじめ養殖も盛んです。

また、沼津の水産業で忘れてはならないのが干物です。関東圏や東海圏でも、スーパーの干物売り場に売っている干物が沼津産なのはよくある光景です。

ただ、そんな水産業も今後ずっと順風満帆かと言われると、そんなに簡単ではない状況があります。

まず、漁師さんのお話を聞いていると、これまでのように魚が取れなくなっているそうです。おそらくですが地球温暖化の影響で海水温が少しずつ上昇しており、生態系が変わってきているのではないかと…。

干物も日本全体で消費量が減り続けており、沼津でも生産量を減らしたり廃業せざるを得ない水産加工業者が多くあるそうです。

商業

かつての沼津は、静岡東部の経済の中心地として繁栄していました。沼津駅前にはデパートが建ち、商店街も活気に溢れていて、さながら眠らない街のような光景だったそうです。富士や伊豆からも、大いに遊ぶなら沼津!ということで多くの人が訪れていたとか。

しかし、近年は郊外に大型店舗やショッピングモールが多数出店しており、沼津駅周辺の市街地は空洞化が進んでいます。老朽化した建物やシャッターが降りたままのお店も多く、物寂しい雰囲気があります。

そんな中、沼津駅は2040年頃にかけて高架化を進める計画が進んでおり、それに歩調を合わせる形で中心市街地のまちづくり再開発計画が進められています。再開発が完了する頃には、沼津駅から半径1km圏内は今とは全く違う街に変貌していると思います。

観光業

沼津は観光資源が非常に豊富な場所です。日本一深い駿河湾と日本一高い富士山を一望することができ、この地理的な強みは他都市ではどうしようもできないアドバンテージになります。実際、風光明媚なスポットに足を運ぶと、沼津でしか見ることのできない唯一無二の絶景が広がっています。

ただ、この絶好のロケーションを生かし切れていないのが、現在の沼津の状況だと正直思います。大学時代は首都圏に住んでいましたが、富士山を見に行くなら富士五湖方面、海水浴を楽しむなら湘南や熱海、合宿をするなら房総や伊豆。正直沼津は帰り際に沼津港に寄るくらいが多数派ではないかと感じています。

本気で観光客を集めるのであれば、沼津港以外にも沼津には魅力があることを地道にPRしていかないと、旅行のついでに寄り道するくらいの立ち位置に留まってしまうかな…と思っています。寂しいですね。

地域おこし協力隊・地域商社との親和性

上記のような個人的な所感を踏まえて、私が地域おこし協力隊・地域商社の活動と親和性が高そうだ、と感じているのは農業観光業です。

もちろん課題は山積しているものの、水産業は漁獲から加工、販売まで手掛けている業者さんが数多くあり、レッドオーシャンに近いと感じています。複雑な利権関係もあり、何の武器も持たずに突っ込んでも付加価値向上に貢献できるか不透明です。

また、商業は長期的かつ壮大なプロジェクトが進行中であり、地域おこし協力隊という小さなキャパと任期だけで食い込めるビジョンが全く浮かびません…。もし地域おこし協力隊の任期後に、地域商社として更なる事業を起こすようなことがあれば、市内の一事業者として絡んでいける可能性は秘めていると思います。

一方で、農業と観光業は一個人でも小さく何かを始めることはできる分野です。(と勝手ながら考えています。)水産業と比べて加工や販売、サービスの提供が進んでいないので、アイデア次第では何かできることがあるのでは、と感じています。

まとめ

今回の記事では、沼津の産業に対する私の所感と、地域おこし協力隊・地域商社との親和性について考えたことをまとめました。

  • 沼津にある産業
    →大きく農業・水産業・商業・観光業の4分類に整理
  • 地域おこし協力隊・地域商社と親和性の高い産業
    →農業と観光業ではないかと推測
  • 農業と観光業のどちらをテーマに据えるか
    →あえて絞らずに農業と観光業を掛け合わせていきたい

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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