「かんきつ商社Aquamarine」は、”もったいない”をアップサイクルする地域商社です。
事業立ち上げのキッカケは、2023年春のある日、みかん畑で大量の腐っているみかんを見かけたことでした。
弊社が拠点を構える、静岡県沼津市の西浦地区はみかんの名産地。温暖な気候と水はけの良好な段々畑で育まれた「西浦みかん」は、甘味と酸味のバランスが絶妙なおいしさです。
そんなみかんですが、傷が付いていたり、サイズが規格外だったり、病害虫の被害を受けてしまったり…。たとえ味には全く問題がなかったとしても、様々な理由で廃棄せざるをえなかったり、非常に安価な価格でしか売買されないモノがあるのも事実です。
中身はちゃんとおいしいのに、捨ててしまうのは絶対に”もったいない”。規格外品を活用して付加価値のある商品を生み出し、たくさんの人に「おいしい!」を届けたい。そんな想いから、地域の特産品である柑橘類にフォーカスした「地域商社」を立ち上げることを決意しました。
地域商社とは、各地に眠る地域資源を活用したサービスや商品を提供することで、地域と消費者をつなぐ架け橋となる組織のこと。
かんきつ商社Aquamarineは、地域産品の規格外品を活用した商品開発や販路拡大、農作物の委託加工に取り組むことで、地域に眠る”もったいない”をアップサイクルしていきます。
沼津市について
沼津市は、静岡県の東部に位置しており、伊豆半島の玄関口となる地方都市です。
日本一の生産量を誇るアジの干物や、タカアシガニをはじめとした深海魚、西浦地区の柑橘類に愛鷹山麓のお茶畑など、豊かな特産品に恵まれています。
また、富士山と駿河湾を一望できるロケーションや、市内を流れる狩野川など、風光明媚な自然環境も魅力的な場所です。
しかしながら、漁業以外の産業は地域外からの認知度が低く、せっかくの多種多様な特産品や景観を対外的にPRしきれていない、という”もったいない”現状もあります。
弊社の事業を通して、1人でも多くの方に沼津のことを知って頂けたら幸いです。
代表挨拶
代表取締役/今田 隼輔 名古屋市出身、沼津市在住。28歳。
自動車部品メーカーの事業企画職として勤務した後、2023年に地域おこし協力隊として沼津市に移住。
2025年当社を起業。
私は2023年5月から、地域おこし協力隊として沼津に移住してきました。
地域おこし協力隊とは、都会から田舎に住民票を移し、地域活性化に関する様々な取り組みを実施しながら定住・定着を図るという、総務省による地方創生の施策の1つです。
私が沼津市から頂いたミッションは、「地域産品を活用した商品開発・販路拡大」でした。
やみくもにただ商品を作るのではなく、前述の通り”もったいない”をアップサイクルする地域商社という、私なりの軸を定めて地域おこし協力隊として活動すること2年。協力隊の卒業後も積極的にこの取り組みを進めていきたいという想いから、会社を立ち上げる決断に至りました。
創業の時点では自社商品の卸販売が主たる事業ですが、起業1年目から農作物の小規模加工施設を新たに立ち上げ、会社としての推進力を果敢にパワーアップさせていく所存です。
これから様々な事業や商品を展開していきたいと考えております。ご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。